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コマンドプロンプトの使い方まとめ

2018-06-02

指定した複数ファイルの拡張子を一括変更したり、ファイル名一覧を取得したりと、覚えると便利なコマンド操作。

コマンド画面は最初は使うのが怖いイメージでしたが、構文と内容さえ間違えなければ、とてもカンタンに使えます。

ここでは、PC音痴(万年初心者)の私でも使える、WEBサイト作りで便利なコマンドプロンプトの操作方法をまとめています。

コマンドプロンプトを開いて「コピペで使える」技なので、WEBサイトづくりに活用してみてくださいね。

※動作環境はwin8.1です。

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コマンドプロンプトの使い方

まずはコマンドプロンプトの基本の使い方から見ていきましょう。

覚えることは2つ。

コマンドプロンプトの開き方と、
コマンドプロンプトのコピペの仕方です。

コマンドプロンプトの開き方

コマンドプロンプトを開くには、いくつか方法がありますが、ここでは一貫してファイルエクスプローラーから開きます。

なぜかというと、ディレクトリ移動いらずで楽なうえに、ディレクトリ迷子にならずに確実だからです。

まずは、エクスプローラーで用のあるファイルを見つけます。

次に、1つ階層を上げて、ファイルの入ってるフォルダを選択。

©Microsoft

ここで、帯メニューの「ファイル」をクリックして、「コマンドプロンプトを開く」を選択します。

©Microsoft

コマンドプロンプトが開いたら、コマンド入力でフォルダ内のファイルにアクセスできます。

コマンドプロンプトのコピペの仕方

毎回手打ちでコマンド入力するのは大変なので(誤字脱字でうまく動かない事もある)、私はいつもコピペで使っています。

コマンドプロンプトは、テキストエディタのようにショートカット(「Ctrl」+「V」同時押し)ではコピペ出来ません。

コマンドプロンプトのコピペの手順は以下のとおり。

①テキストエディタなどで、貼り付けたいテキストを書いておき、いつものようにコピーしておきます(「Ctrl」+「C」同時押し)。

②つぎにコマンドプロンプトを開いて、コマンドプロンプトの左上のアイコンをクリックします。

©Microsoft

③するとメニューが出てくるので「編集>貼り付け」とクリックすると、コマンドプロンプトにペーストする事ができます。

カンタンですね!

コマンドでファイルの拡張子を一括変更する方法

WEBサイトづくりに役立つコマンドプロンプト操作の1つめは、ファイルの拡張子を一括で変更する方法。

拡張子というのは、ファイルの「.txt」「.html」「.php」など、ファイル形式を表す部分です。

あるフォルダにあるファイルの拡張子を一括で変更したい時、手書きで変更するのは面倒ですが、コマンドプロンプトだと一瞬で変更する事ができます。

ここでは、拡張子を「php」から「html」へ変更する例を見ていきます。

フォルダ直下のファイル拡張子一括変更

変更したいファイルの入ってるフォルダを選択して エクスプローラーの「ファイル」をクリック。コマンドプロンプトを開きます。

あとは以下を入力すればOK。

Command

ren *.php *.html

これで、フォルダ内のファイルの拡張子を「php」から「html」へ一括変更できます。

サブフォルダのファイル拡張子一括変更

サブフォルダ(フォルダの中にあるフォルダ)内のファイルの拡張子を一括で変更したい時は、少し構文が変わります。

フォルダの入っている親フォルダを指定した状態で、コマンドプロンプトを開いて、以下を入力。

Command

for /r /d %i in (*) do ren %i\*.php *.html

すると、親フォルダ内にある、全てのサブフォルダ内のファイルの拡張子を一括変更できます。

最初の方法は「フォルダ直下のファイル」が対象で、こちらは「サブフォルダに入っているファイル」が対象。

フォルダ直下のファイルは変換されないので、目的に応じて使い分けましょう。

コマンドでファイル一覧を取得してテキストに出力する方法

あるフォルダにあるファイル名を、一覧にしてテキストファイルに書き出す方法です。

まず、ファイル名一覧を取得したいフォルダを選択して、エクスプローラーメニューの「ファイル」をクリック、コマンドプロンプトを開きます。

そして以下を入力。

Command

dir /b /a-d /s > test.txt

すると選択したフォルダ内に ファイル一覧の書かれた「test.txt」というファイルが生成されます。

この構文の内容は、

「dir」でフォルダ内の一覧を取得。「/b」で取得内容をファイル名とフォルダ名だけに限定。「/a-d」はフォルダ名を取得しない指定です。「/s」はサブフォルダ内にあるファイル名も取得する指定で、フルパスで取得されます。「> test.txt」で、ファイルとして生成します(ファイル名は任意でOK)。

それぞれ実行してみると違いがよくわかって面白いです。

Command

dir > test.txt
dir /b > test.txt
dir /b /a-d > test.txt
dir /b /s > test.txt
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