CSSだけでソースコードを
見やすく装飾する方法

2019-04-02

ウェブページでソースコードを掲載するとき、「pre」や「code」タグでマークアップして「整形ずみテキスト」として表示、等倍フォントで区別、まではいいけれど、これだけだど、なんだかそっけないですよね。

ここでは、jsなどの外部ライブラリを使わず、CSSだけでソースコードを手軽に見やすく装飾する方法をざっくりまとめています。

フォントを変える、行間を変える、背景色を変える、といった基本的なアレンジで、より「見やすく」装飾してみましょう。

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ソースコードの装飾①
フォントを変える

ソースコードは、フォントの種類を変えるだけで、だいぶ綺麗な見た目になります。

コーディング用のフォントを指定すると、数字の「0」と大文字の「O」や、数字の「1」と大文字の「I」、小文字の「l」などの 間違いやすい文字もしっかり区別されていて読みやすくなります。

フォントの種類を変えるには「font-family」で指定します。

CSS

code{
  font-family: Menlo, Consolas, 'DejaVu Sans Mono', monospace;
}

端末によって入っているフォントも違うので、複数のフォントを指定しておきましょう。

どんなフォントかは、こちらのサイト様方がわかりやすかったです。

プログラミングが捗りすぎる!コーディングに最適なフォント12選 – paiza開発日誌

プログラミング用フォントをまとめてみました(Source Code Pro/Ricty/Consolasなどなど) | memobits

ソースコードの装飾②
行間を変える

さらに、行間や文字サイズを調整すると読みやすくなります。

CSS

code{
  font-size: 14px;
  line-height: 1.4;
}

文字サイズは「font-size」で指定します。
あまり大きいと返って見づらい事もあるので、私は14px~16pxくらいにしています。

行間は「line-height」で指定します。
個人的には、少し多めに行間をとっておくと読みやすい気がします。

「line-height」は、数値や単位、%で行間を指定します。

数値で指定する場合は、フォントサイズを1として、数値にフォントサイズを掛けた高さになります。
1.5は150%と、2.0なら200%と同じ効果です。

単位で指定する場合は、
「px」は1ピクセルを1とする単位で、画面解像度によって表示される大きさは変わります。
「em」はフォントの高さを1とする単位。1.5emなら150%と同じです。
「ex」は小文字の「x」の高さを1とする単位です。

比率で指定する場合は、フォントサイズ=100%なので、200%でフォントサイズの2倍の行間になります。

ソースコードの装飾③
背景色をつける

コードソースの一部を強調したい時は、背景色を指定すると伝わりやすくなります。

色をつけたい部分を強調タグである「em」要素や、汎用的に使える「span」要素で囲んで装飾をつけて区別します。

「display: inline」とすると文字部分に、
「display: block」とすると行単位に色をつけることができます。

HTML

<pre><code>
em{
background-color: #eee;
<span class="s1">display: inline;</span>
<span class="s2">display: block;</span>
}
</code></pre>
CSS

em{
background-color: #eee;
display: inline;
display: block;
}
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