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自宅録音に必要な機材とは?

2019-07-15

ここでは、自宅録音で朗読などの音声コンテンツを作るには、どんな機材を使うんだろう?と調べたとき、意外と種類が多くて混乱したので、情報を整理してみました。

YouTuberやVTuberと違い、録音機材があれば制作できるのが音声コンテンツの特徴です。

ただ録音するだけならスマホのレコーダーでも録音できますが、できれば聞きやすい音質にしたい。
そのためにはどんな機材を使えば良いのでしょうか?

自宅録音の機材の種類について、ざっくりと見ていきましょう。

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自宅録音の機材の種類

自宅録音の機材の種類は意外と多いですが、大きく分けると3つほど主流があるようです。

1つめは、マイクをオーディオインターフェースでPCと繋いで録音する方法。

2つめは、高性能ボイスレコーダーでの収録。

3つめは、USBマイクをPCに繋いで録音する方法です。

1つめのマイク録音は、必要な機材も多く敷居は高め。
基本的なオーディオインターフェースと、高性能で高価なミキサーを使う場合とで、編集作業などが変わってきます。
本格的な機材を使いこなす知識や環境整備も重要になってくる機材です。

2つめは、高性能ボイスレコーダーでの収録です。
パソコンではなくレコーダー単体で録音するので、テーブルスペースがない場合でも台本を読みながら収録しやすく、収録操作がシンプルなのが特徴です。
ノイズなどは後からパソコンで編集します。

3つめは、USBマイクをPCに繋いで録音する方法です。
USBマイクはPCと直接つなぐことができるマイクです。
こちらもノイズなどは後からパソコンで編集しますが、アナログマイクを使った場合よりノイズが入りづらいメリットがあります。
オンラインゲームやSkypeなどの通話で使われる事も多いですが、収録用の高音質なUSBマイクも存在しています。

ここからは、3つの機材をざっと見ていきましょう。

PC+マイク+オーディオインターフェース

こちらの収録方法では、PC、マイク、オーディオインターフェースの3つの機材が必要になります。

マイク選びやオーディオインターフェース選び、操作方法など、ある程度の本格的な知識が必要です。

マイク

マイクには丈夫で雑音を拾いにくくダイナミックマイクと、湿気に弱く繊細に音を拾うコンデンサーマイクがあります。

自宅録音では様々なノイズが入ってくるので、ノイズ対策としてはダイナミックマイクが人気があります。

静かな環境で演奏しながら歌う場合などは、繊細な表現を録音できるコンデンサーマイクが好まれているようです。

アナログマイク単体ではPCと繋げないので、オーディオインターフェースが必要になります。

オーディオインターフェース

オーディオインターフェースはマイクとPCを繋ぐための機材で、オーディオインターフェースだけでは録音はできません。

ノイズを抑えたりする効果もあり、インターフェースを通すだけで少し音質がよくなると言われています。

基本性能のオーディオインターフェースは、比較的安価で導入しやすいのがメリット。

ノイズなどをあとからパソコンで編集する作業が前提です。

高性能な「ミキサー」は、高価で専門知識もいりますが、単体で音の編集も出来る本格的な機材です。

特に複数人でレコーディングする場合は、収録時に音源ごとに編集できる「ミキサー」で、あとからの編集作業を大幅に省ける場合もあるそうです。

高音質レコーダー

高音質レコーダーは録音時にPCを開く必要がないので、スペースのない場所で台本を読む時などにも録音しやすい機材です。

余分な間などはPCで編集ソフトを使って編集します。

一人レコーディングから、4人くらいまでのレコーディングに適しているものもあります。

ZOOM H2n
一人レコーディング用の高音質レコーダー。

付属品がないので、収録しやすいように三脚などを自前で用意する必要があります(他のレコーダーの備品セットなどが便利かも)。

人気のレコーダーですが、PCの外部マイクとして使う場合は、USB端子Mini-Bのケーブルを自前で用意したり、接続後、H2nからの操作が必要だったりと、ちょっと敷居の高い印象も。

ZOOM H6
本機の他に4つのマイクで同時録音できるので、複数人での収録に対応できるレコーダーです。

USBマイク【注目】

USBマイク収録は、「一人でしゃべって録音」するのに適している機材です。

PCとUSB端子で直接繋いで録音できるので、オーディオインターフェースなしで、PCとUSBマイクだけで自宅録音を始められます。

USBマイクはほとんどがコンデンサーマイクですが、アナログマイクでの録音よりもホワイトノイズが少ないようです。
余分な間などは、あとからPCソフトで編集します。

USBマイクは通話用の安価なものも多く、安価なUSBマイクから「ダイナミックマイク+ミキサー」に落ち着いたという声もあります。

最近は演奏や歌にも適した本格的な録音用USBマイクも登場しているので、最初から高音質のUSBマイクを選んだ方が、結果的に安上がりになるかも知れません。

USBマイクは基本的に一人用なので、複数人でレコーディングする場合は人数分必要になります。

高音質USBマイクには、マランツプロ、BlueMicrophones、オーディオテクニカなどといった製品があります。

録音で最も大事なのは環境作り

ここまで録音機材について見てきましたが、自宅録音で気をつけたい事として、録音環境の注意点もまとめておきます。

実は、レコーディングで最も重要なのは、録音環境です。

どんなにクリアな音質で録音できても、余計な雑音まで拾ってしまうと聞きやすいとは言えません。

あとから編集で消すにも限度があるので(あまり期待しない方が良いらしい)、最初から雑音を入れないことが重要になってきます。

録音時には、

・なるべく反響の少ない場所で録る
・なるべくノイズのない場所で録る
・マイクと一定の近さを保つ
・マイクに向かって喋る
・ポップガードを併用する
・テスト録音で音が小さい時は録音音量(ゲイン)を上げる
 ※音量は編集でカバーできないことが多いため。
・アナログマイクは上から出して「吹かれ」を防止する

といったことを心がけるのだとか(自戒の念)。

それでも入るホワイトノイズは、あとからPC編集ソフトで「ノイズ除去」します(蛍光灯、パソコンの駆動音、時計の針の音、エアコン、冷蔵庫の音など)。

編集ソフトは、「Audacity」というフリーソフトが人気のようです。

録音の最重要は録音環境。

録音時に反響音やホワイトノイズを「なるべく入れない」ことが重要なんですね。

自宅録音まとめ

自宅録音には、「マイク&オーディオインターフェース(またはミキサー)」「USBマイク」「高音質レコーダー」という3つの選択肢があります。

シンプルに録音したいならUSBマイク、デスクや録音スペースが完備できない場合は、高音質レコーダーも魅力的です。

いきなり本格的な高価なものだと、故障や元が取れるか(使いこなせるか)不安ですが、安物買いで返って高上がりになるのも避けたいところ。

自分の目的と環境に合った機材を選びたいですね。

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