【AdSense】新しい広告コードに変えるべき?表示テストしてみた
2021年7月に、Google AdSense(以下AdSense)で新しい広告コードが発表されました。
表示速度の改善に期待を寄せていたユーザーも多いかと思いますが、ネット上の情報では、改善速度は0.2秒程度など、大きな速度改善はなかった、というのが総評のようです。
でも、されど0.2秒!
表示に問題がなければ、新しいコードを使ってみたいですよね。
けれど一方で、フォーラムでは新しいコードに変えた事で、謎のエラーで広告が表示されないなどの報告も上がっています。
私も一応表示テストをしてみたところ、これが思ったより上手くいかなかったので、AdSenseの新しい広告コードの難点(?)を、個人の感想としてメモしておきたいと思います。
先に結論を言っちゃうと、AdSenseの新しいコードを使うのは、「場合によっては待った方がいい」という感想です。
AdSense新しい広告コードの感触
AdSenseの新しい広告コードへの変更は任意で、今までのコードも問題なく使えるため、急いでコードを変える必要はありません。
逆に新しい広告コードを使う場合は、
古いコードと新しいコードは1つのページ上で一緒に使わない、新しいコードを使う場合は、全て新しいコードに変更する
新しい広告コードのパブリッシャーIDに誤りがない
といったことに注意を払う必要があります。
参考: Googleサポート
AdSense上では、すでに新しい広告コードに置き換わっているので、2021年7月以降にAdSenseを始めた場合は、最初から新しい広告コードを使うことになります。
新しい広告コードへの変更は必須ではないものの、今後新しいコードへ変わっていくだろう事を思えば、準備だけはしておきたいですよね。
という事で、私も準備として、本番ページをまるっとコピーしたテストページで、AdSenseの新しい広告コードの表示を確認してみました。
あくまで個人の環境による個人の感想ですが、AdSenseの新しいコードを使った場合……
・ディスプレイ広告の種類が増える
・広告数が削られやすい
・インフィード広告が表示されない
・関連記事広告が表示されない
といった結果(一部感想)になりました。
広告の種類が増える?
あくまでも個人の感覚ですが、ディスプレイ広告の場合、旧コードよりも表示される広告の種類が増える感じがしました。
旧コードだと同じ広告が何枚も続くこともあるのですが、新コードではかぶりが少ない感じ(あくまで個人の感想です)。
最適化機能のトリガータイミングが早くなったらしいので、その賜物なのかも?
広告数が削られやすい?
一方で、ぽつぽつと非表示になる広告ユニットも。
AdSenseでは、コンテンツ量に比べ広告数が多いと判断した場合に、一部の広告が自動的に非表示になることがあります。
新コードでは、それが少し顕著になるかも、といった印象でした。
適切な量に調整してくれるという事ですね。
インフィード広告や関連記事広告が表示されない
上記2つはいい感じでしたが、これは困った!
ディスプレイ広告や記事内広告はきちんと表示されるのですが、なぜかインフィード広告と関連記事広告は表示されませんでした。
新規のインフィード広告や関連記事広告は、もともと表示に時間がかかるといった情報もあったので、待てば表示されるのかも、と30~50分ほど待ってみました。
すると!
なんとかどちらも表示されたのですが、もう1度アクセスすると表示されないなど、ちょっと挙動が不安定。
また、インフィード広告や関連記事広告が表示されない間、なぜかフッターの後半など、普段だったらありえない位置に自動広告がいくつも連続して出てくるのも困りものでした。
AdSenseにアクセスして自動広告設定から制御しようとしたものの、一時的なものなのか再現されないので制限できない、といった感じでした。
AdSense
新しい広告コードに変えるべき?
AdSenseの新しい広告コードは、問題さえなければ多少なりとも恩恵があるのが魅力です。
一方で、新しいコードの恩恵を受けるためには、新旧混在を避けて、全て新しいコードに変える手間もあります。
インフィード広告や関連記事広告はうまく表示できない場合もあるので、ディスプレイ広告に変えたり、表示されなくてもOKなレイアウトにするなどの工夫がいるかも。
現時点では表示速度にも大差はないので、新コードで何らかの問題がある、旧コードでは問題なく表示されるのであれば、しばらくは旧コードを使う方が安心かも知れません。